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2018.12.14

統合型リゾート

関西外大の新ホスピタリティ講座開講、MGMが協力: 世界トップクラスのホテル・マネジメント人材の育成が急務

関西外国語大学において今年9月から新たに始まった「サービス・ホスピタリティ業界のリーダー育成プログラム」の開講を記念する講演会が、同大学中宮キャンパスにて11月27日に開催され、MGMリゾーツ・インターナショナル/飲食部門シニア・ヴァイス・プレジデントのアリ・カストラティが登壇致しました。


このプログラムは観光業界をめざす学生が指定科目を英語で受講し、国内インターンシップと海外留学、海外インターンシップを行うことで、外国人観光客の多い宿泊施設に就労可能な英語力と知識を身につけ、ホテル業界のリーダーとなる人材を育成するもので、今学期は31人が受講しています。

本講座設立には、同大学のスティーブン・ザーカー教授が、大阪・関西圏のホテル・オペレーターと、米国商工会議所を通じて対話を重ねる中で「マネジメント・レベル、つまりホテルの経営に携わることのできる経験と知識を持つホテリエ人材が圧倒的に不足し、今後の経営リスクとなっており、喫緊に対処すべき問題である」という声が高まっていたことを受け、本格的な「ホスピタリティとその経営学」を学べるカリキュラムを作るために奔走したという経緯があります。


日本MGMリゾーツ川上次郎、MGMリゾーツ・インターナショナル/カストラティ、関西外大ザーカー教授、マーケティング・マネジメント社ハース社長


講演会においてカストラティは「MGMが考える、統合型リゾート(IR)が日本のホスピタリティ産業にもたらすインパクト」と題した講演で「日本の観光業にとって何が大事か」と問いを投げかけました。

自らの訪日経験を通して感じたこと、その中で知り合った日本人のホテル総支配人=ゼネラル・マネジャーの例を挙げながら、「日本にある大型国際資本のホテルではほとんどの総支配人が欧米人だが、本当は日本人がやらなければいけない。IRでも同じことです」と述べ、高いレベルの「おもてなし=ホスピタリティ」の基盤があるからこそ、日本人が主導的役割を担うことが重要だと説きました。



日本を外国のお客様にご紹介する拠点の一つであるはずの大型ホテルで、支配人からマネジメントレベルの多くの人材を国外から呼び寄せないといけないという状況は、残念なことであります。もちろん多様性も重要ではありますが、やはり日本の良さを伝えるには、日本で育ち、日本をよく知る人が適任ですし、お客様から見てもそれは同様でしょう。

経営を担うことができるレベルの教育を受け、なおかつホテルの現場を体験し、訓練されている人材が非常に少ないという日本のホスピタリティ産業の課題は、教育と産業の構造的な問題に起因しています。「ホスピタリティ・マネジメント」という、「経営学」を「ホスピタリティ」という業種に特化して学ぶことができ、ホテルなどの現場の訓練を兼ねた学問を学ぶ場所が日本では定着していないという現実があります。

現在、世界のトップレベルのお客様をおもてなしするホテルには、世界のトップレベルの「ホスピタリティ・マネジメント」学科で学んだ人材を配置するのが世界のスタンダードとなっています。世界的に有名なスイス、ローザンヌのローザンヌ・ホテル・スクールなど、ヨーロッパの名門はもちろん、統合型リゾートなどの大規模施設などが登場するなど、業界の革新に対応し、アメリカの高等教育機関でもホスピタリティの研究と教育の場の開発が進み、現在トップとされているのは、東海岸の名門大学でアイビー・リーグの一角も占めるコーネル大のスクール・オブ・ホテル・アドミニストレーションで、世界のトップリゾートに人材を供給しています。



MICEと称されるマーケットで、数万人単位で人が集う国際会議や展示会などの大規模イベントを手掛け、その地域の情報発信拠点としての役割も年々重要になっている大規模ホテルの経営は、現場を熟知していることはもちろんのこと、多くの異業種とコミュニケーションを取り、最先端のテクノロジーを理解し、ロジスティクスを理解し、短期・中期・長期の経営戦略の策定を担える人物でなければ、グローバルなホスピタリティ拠点のトップは務まりません。

そのような人材が、日本では圧倒的に不足しています。大阪での2025万博開催も決定し、関西における観光・ホスピタリティ業界の人材需要は今後ますます高まって行きます。

ホスピタリティ産業は、労働集約型産業であることから、他の産業と比べ、地域への利益還元率が高いのが特徴です。IR=統合型リゾートは、ホスピタリティ産業であることから、折に触れて懸念されるように、利益が海外に流出するということはなく、地域で人を雇い、地域の産品を多く活用することから、他の産業よりも、地元により多くの利益を還元する産業です。だからこそ、成長戦略の中で観光に照準を当てる国が増えているのです。

世界中の人を魅了してやまない日本という国だからこそ、秘めたポテンシャルを最大化するためには、必要な人材の育成が不可欠です。



今回、関西外大が総合的にホテルマネジメントを学び、グローバルに通用するホスピタリティ人材を育成するプログラムを開講されたことをMGMリゾーツは大変嬉しく受けとめております。

また今後も「ホスピタリティ・マネジメント」並びに「ホテル・アドミニストレーション」という新しい学術・教育分野が、より広く深く日本に浸透し、発展することを期待し、グローバルなホスピタリティ企業としてMGMリゾーツが蓄積してきたリゾート運営における経験とノウハウを共有させていただき、世界のお客様をおもてなしする素晴らしい日本のホスピタリティ人材の育成のために協力を惜しまない所存です。


ザーカー教授、MGMカストラティ、マーケティング・マネジメント社ハース社長、日本MGMリゾーツ川上次郎


日本MGMリゾーツについて

日本MGMリゾーツは、日本の統合型リゾート市場への参入を目指し、MGMリゾーツ・インターナショナル(MGM)の日本法人として2014年12月に設立されました。 2018年1月には、新たに常設の大阪オフィスを開設いたします。詳細はwww.mgmresorts.co.jpをご覧ください。