統合型リゾートに関する一般的な質問

統合型リゾートとは?

IR(Integrated Resort、インタグレーテッド・リゾート)と呼ばれることもある統合型リゾートは、高級ホテル、カジノ、アート・ギャラリー、会議場/展示会会場/コンベンション(MICE)スペース、スパ、小売店、高級レストラン、エンターテインメント施設を併せ持つ、多目的の大型レジャー施設です。

統合型リゾートにおいてカジノの必要性は?

カジノは通常、統合型リゾート全フロア面積の10%にも満たない規模ですが、大きな収入源となっています。 そして、運営会社がMICE施設や高級ホテル、エンターテインメント施設、高級ショッピングセンターなどカジノ以外の施設へ大型の投資を可能にするといった観点から必要とされています。統合型リゾートはカジノ以外への投資によって、経済面、観光面でのメリットが促進されるため、単体で運営されるカジノとは一線を画しています。

なぜ日本で統合型リゾート?

日本は、素晴らしい文化的資産に恵まれ、高度なインフラを備えていますが、日本を訪れる観光客は比較的少数です。日本版IRのような国際的なランドマークを設けることによって、娯楽とMICEの両方で旅行者を惹きつけ、2020年のオリンピック大会の機運を維持することができます。IRは日本の文化と伝統を海外から初めて訪れる数百万人の人々に紹介できるだけでなく、米国を初めとする他の国の人々との交流を拡大させることができます。

日本は景気低迷が続いていると言われていますが、統合型リゾート産業は、数万人単位の直接・間接雇用と新たな税収を生み出し、観光客増加による個人消費を促進することで日本のGDPを押し上げることができます。

地域経済に対する統合型リゾートのメリットは?

IRがもたらす経済的なメリットは大きく、直接的、間接的な雇用と観光客の増加で地域経済を活性化することが可能となり、再生を必要としている地域に様々な新規投資を呼ぶ効果があります。

収益の大半は、給与や商品、サービス、カジノ税、法人税、継続的な資本投資の形で日本経済に還元されますし、レジャー施設、航空会社、鉄道、ホテル、レストランを含む観光産業も、IRによる経済活動の恩恵を受けることができます。

IRに適した場所は?

最終的に決めるのは日本の皆さんですが、 東京、大阪、横浜などの大都市だけでなく、北海道や九州、東北、沖縄などの規模の小さい都市も可能性があると思います。

日本版IRはどのようなものになるのか?

日本の統合型リゾートは日本独自のもので、革新的なデザインとコンテンツ等のプログラミングによって、世界でもトップクラスのものでなければなりません。地形や環境、文化、地域に合わせてカスタマイズし、IRとその建設地域の繁栄を支援する必要があります。

弊社は時間とリソースを投じ、国や地域関係者から聞き取り調査を行っています。日本の地形や環境、文化、コミュニティを尊重しつつ、その魅力を最大限に生かすことができる統合型リゾートを計画したいと考えています。

MGMリゾーツの投資額は?

日本の最終的なカジノ税率にもよりますが、50億ドル(5,000億円)以上の投資を予定しています。

日本の企業との提携を予定しているか?

弊社は、ランドマークとなるようなアトラクション施設の開発や運営に価値を見出し、その実現のために協力していただける日本企業や関係機関と共に、日本版IRを開発したいと考えています。デベロッパー、コンテンツ・プロバイダー、サプライヤーとして日本の企業が参加し、統合型リゾートをこの国独自のものにすることが非常に重要です。特定の企業との関係を公表するのは時期尚早ですが、将来的なパートナーシップに向けて複数の企業や個人と積極的に話し合いを行っています。

日本の町や都市とMGMの関係は?

弊社は、事業を展開するコミュニティを“ホーム”と呼んでいますが、全て一貫した価値観で開発や運営にあたっています。つまり、社員やお客様の多様性や同調性を尊重し、社会に貢献すること。そして、コミュニティとの良好な関係を作り、環境への責任とサステナビリティを維持することです。私たちはこれまでの歴史の中で、社会的な責任を果たすことに専念してきており、今後も弊社に関わる地域コミュニティへ貢献して参ります。社員が仕事に従事し、生活の場であるコミュニティに対して時間や人材、奉仕活動という形で投資することが、最終的には会社にとっても最大のリターンをもたらすことができると考えています。


雇用/福利厚生

日本でIRを展開した場合、どの程度の新規雇用が見込めるか?

正確な数字を挙げるには時期尚早ですが、都市部にIRを設置した場合、1万人以上の直接雇用が予想されます。

どのような職種が求められるか?

弊社は、質の高い、多様な職種の雇用を生み出していることに対して、とても嬉しく、誇りに思います。日本においても、管理や財務、ホテル運営、エンジニアリングなど、新入社員から幹部クラスまで、様々な職種の人材確保が予想されます。開発のあらゆる段階で、数百に及ぶ職種の雇用が創出される可能性があり、専門知識が必要なものから、全てのお客様にポジティブに楽しい体験を提供したいと考えているホスピタリティに長けた人を求めるものまでが含まれます。そして特に、過去のプロジェクトと同様、地元や地域での採用を重視しています。

雇用機会に対して、(求職者は)どのような準備をすればよいか?

新しい施設を開設する際、地元の代理店と協力して、地元でスタッフを採用し、トレーニングを行います。これまでカジノ施設がなかった地域では、その地域にある関連機関と協力して採用予定者のトレーニングを行い、ディーラー、ケージ(換金担当)・スタッフ、ピット監督者など、カジノ特有の職種に対応できるようにします。

職種によって報酬は異なるのか?

はい。平均的な報酬はこれまでのキャリアや職種、スキル、過去の業務経歴によって異なります。弊社は昇進、昇給のためのさまざまな機会を提供しています。

福利厚生の内容は?

社員とコミュニティに対するコミットメントの一環として、魅力的かつ包括的な給与と福利厚生を提供しており、その結果、優れた社員の確保と維持に成功しています。また、健康指導や健康食メニューを用意したり、集団検診、健康診断のための有給休暇などを含むプログラムを展開することで、健康的な人材の育成に努めています。

さらに、教育やキャリアアップを推進するため、さまざまなトレーニングや実習機会を提供し、ゲスト・サービスや安全性への取り組みなど、優秀な社員を評価する報奨制度も設けています。充実した福利厚生や報酬制度によって、近い将来、日本で最も優れた雇用主の一社になれると確信しています。

子供を持つ働く社員へのサポート体制は?

弊社は、働く女性を応援しています。その一環として、小さな子供を抱える社員に適した託児所を提供するべく、地元コミュニティと協力しています。 ラスベガスでは、国の認可を受けた育児施設を運営するブライト・ホライズン社と提携し、チルドレンズ・チョイス・アット・エムジーエムと呼ばれる託児所を運営しています。この託児所は、社員とIR業界固有のニーズに合わせて運営されており、そのための設備も整っています。ラスベガスにおいては、ストリップ地区のMGMグランド裏にありますが、一週間毎日24時間、あらゆる年齢層の子供を受け入れています。

日本においては、働く家庭に最適なソリューションを提案できるよう、今後、地元スタッフとパートナーと密に連携して参ります。


経済発展

統合型リゾートの地元企業への影響は?

MGMの日本におけるビジョンの前提には、日本への観光客を増やすことにあります。これら観光客は、弊社の新しい統合型リゾートだけでなく、地元企業が経営する宿泊施設やレストランも利用し、地域の観光地も訪れます。これが重要な点です。弊社は観光客を提供し、地元企業は商品やサービスを提供することになります。日本経済の基盤を拡大させるためには、観光が非常に大切です。従って、弊社はあらゆる地域から観光客を呼び寄せることができるよう、最も優れた物とサービスを提供することに専念いたします。

また、事業を展開する地域で、家族経営の企業を含む地元の中小企業と協力し、リゾートで使う上質な物やサービスを調達しています。日本においても同様に、地元企業が統合型リゾートのプロジェクトの恩恵を確実に受けられるようにいたします。


エンターテインメント

MGMが提供するエンターテインメントとは?

弊社は、世界的なスポーツ・イベント、コンサートからコメディ、家族向けのエンターテインメントまで多種多様な娯楽を提供しています。 

  • 世界的なマジシャン、イリュージョニストのショー
  • 人気のあるコメディー・ショー
  • インタラクティブ・シアター
  • 神秘的なサメの水族館
  • 光と水のスペクタクルショー
  • スポーツ: ボクシング、総合格闘技(MMA)や UFCなどの試合
  • ローラー・コースター 等

日本の統合型リゾートにおいても、MGMの世界に及ぶ豊富なコネクションを活用することで、注目度の高い、魅力的なエンターテインメントを展開したいと考えています。

日本の伝統的なエンターテインメントは?

MGMは日本の伝統的なエンターテイメントも提供する予定です。 世界中から訪れるお客様は、高い技能と優雅な日本のエンターテインメントを楽しんでいただけると確信しております。


治安

治安の問題が発生した場合の対処は?

事業を展開しているすべての地域において、治安は弊社の最優先事項です。MGMには国内屈指の専門家を含むセキュリティ・チームが組成されており、このチームを介して地方当局と協力して、最適な治安環境を維持しております。日本においても、その対応は変わらず、最新鋭のセキュリティおよび監視の設備を設置したうえ、十分なトレーニングを受けた専門チームを配備し、地方当局とも緊密に連携して参ります。

MGMは日本の警察と連携しますか?

弊社は、事業を展開するすべての地域において、その地域の公安当局のニーズや優先順位を理解するため、定期的に協議しています。そして、警察や消防、緊急医療班、その他の公的機関と緊密に連携し、ホスト・コミュニティにおいて安全で、快適な環境維持のために最善の努力を継続して参ります。


責任あるゲーミング

プロブレム・ギャンブリングは、ギャンブル障害(依存症)と同じなのか?

ギャンブル障害、正式には病的賭博と呼ばれるものと、プロブレム・ギャンブリングは全く別のものです。米国精神医学会は、病的賭博を当事者または他者にとって危険なギャンブル行為をやめられない病的な賭博習慣と定義しています。プロブレム・ギャンブリングは(1回または複数回に及び)当事者がギャンブルの際に何らかの問題を経験することを指しますが、米国精神医学会の定めた疾患には該当しません。

注: 日本精神神経学会の精神障害の診断と統計マニュアル(DSM)の最新版(第5版)に則り、ギャンブル依存症をギャンブル障害と定義しています。

統合型リゾートによって日本でギャンブル障害が増加するのか?

カジノの合法化と統合型リゾートの導入が、一般的にギャンブル障害の増加につながることはありません。世界では近年新しい種類のギャンブルが増えているため、ギャンブルする人数もそれに伴いはるかに増えていますが、プロブレム・ギャンブリングの発生率は一定に保たれています。さらに、カジノの合法化によってプロブレム・ギャンブリングや、ギャンブル障害の問題が報道されるため、その防止や治療、教育・啓蒙プログラムがこれまでよりも利用しやすく、その効果も高まります。

男性のギャンブル障害率が9.6%と新聞で報じられていたが本当か?

「日本人男性の9.6%がギャンブル中毒だ」という統計は、サウスオーク・ギャンブリング・スクリーン(以下SOGS)という単独のスクリーニング・ツールの結果に基づいていますが、このツールではこれまでにも実際より高いギャンブル障害率が出るという詳細な報告が発表されています。

また残念なことに、これまで使われていたギャンブル依存症という言葉の定義にも誤解があります。プロブレム・ギャンブリングがエスカレートした場合、病的または衝動的なギャンブル行為である障害になりますが、日本ではプロブレム・ギャンブリングと疾患であるギャンブル障害の区別ができていないことが問題です。

「日本人男性の9.6%がギャンブル中毒だ」という統計はこのような誤解に基づいており、SOGSスクリーニングだけに依存しているため、過大な数値になっている可能性が高いのです。

SOGSでは非科学的な20項目のアンケートを必ずしも専門家でない人達が実施し、回答者がギャンブルに問題を抱えているかどうかを判断します。回答者は答えによって次の3つのグループに分類されます。(1)ギャンブルに問題を抱えていない人、(2)ギャンブルに問題を抱えている可能性がある人、(3)病的にギャンブルを行っている可能性が高い人。 最近、(2)のギャンブルに問題を抱えている可能性がある人の概念が導入され、病的賭博の医学的診断の全基準を満たしていないギャンブルに問題を抱える人を表すようになりました。(2)に分類される方々は、問題の初期症状を示しているだけの場合や、その後、状況が悪化せず、病的賭博と呼ばれるような中毒状態に陥らない場合も含まれています。

上記のような状況ではありますが、現在、日本にはギャンブルに依存し、サポート、診断、治療が必要な人が存在しています。グローバルで展開する大手IRオペレータは、日常業務の一環として包括的かつ責任あるゲーミング・プログラムを導入しており、このような問題を抱える人が自己申請して、カジノに入れないようにすることにも対応しています。

社会的に責任あるカジノ事業をどのように推進させるのか?

弊社は創設時から長期にわたってプロブレム・ギャンブリング対策に注力し、社員教育、一般向けの啓蒙活動、研究への助成によって、責任あるゲーミング事業を運営してきました。

プロブレム・ギャンブリングは、強力な規制や顧客向けの問題防止プログラム、全社員対象の充実したトレーニングによって軽減することができます。また、行政や公衆衛生当局とも協力してプロブレム・ギャンブリングの研究と治療も行うほか、同治療やプログラムに対する政府の補助金、カジノ税(カジノ運営者に課される税)で得た資金による研究を推進しています。

日本にカジノができることでギャンブル依存症やその他の社会的問題が発生した場合の対処は?

MGMは責任あるカジノ運営に長期的に取り組んでおり、これまでもこの問題についてリーダーシップを発揮して参りました。弊社は、日本政府が真に実効性のある方法でギャンブル障害やプロブレム・ギャンブリングに対処する適切なフレームワークを確立し、リソースを提供してくれると確信しています。MGMは、日本においても業界を誘導させ、この運動に積極的に取り組み、倫理面での方針やプロセスにおいても、日本が世界の最高基準を達成することを確約いたします。

犯罪発生率は高くなるのか?

現在、ネバダ州や米国のその他の地域で大型の統合型リゾートを運営している会社は、世界で最も厳しい規制を遵守していると言っても過言ではありません。その多くは、株式公開会社で、個人および機関投資家に対する責任を負っており、四半期毎や年次の詳細な決算報告書を政府機関に提出し、カジノ規制機関から求められる最高水準の透明性を維持し、開示・説明責任を果たしています。さらに、カジノは現金を扱うことが多い事業なので、ほとんどの企業が社内にセキュリティ技術と専門のスタッフを配備して、民間ではトップレベルのセキュリティ状況を実現しています。

それにも関わらず、カジノ業界に反対する人や企業は、カジノと犯罪率増加の直接的な因果関係を主張し続けています。その根拠となっているのは古い調査、もしくは手法に問題がある、または個人的な偏見に影響を受けた調査であることも少なくありません。

カジノの地域コミュニティに及ぼす影響について公平な立場で調査を行っている第3者機関はいくつかありますが、その最も包括的な調査は、ナショナル・オピニオン・リサーチ・センターと複数の外部調査チームが実施したものです。その調査では「カジノが、倒産や犯罪発生率、幼児死亡率の増加に統計的に認識可能な影響を与えるとはいえない(幼児死亡率は、取得可能な児童福祉の一般的な統計値に最もと近い)」と、いう結論に至っています。また、米国の各州でカジノ関連法の立案を担当した州議会の委員会の会長またはメンバーからなる超党派組織、パブリック・セクター・ゲーミング・コミションからも、「過去10年の間に得た情報の大半から、ギャンブル、特にカジノでのギャンブルと犯罪には何の関連性もないことが明らかとなった。ギャンブル施設内でのセキュリティ、複数レベルでの規制やコントロール、ギャンブルがコミュニティにもたらす経済的、社会的メリットは、犯罪活動の回避に効果的」 と、いう結果が発表されています。


MGMリゾーツ・インターナショナルについて

統合型リゾートの開発プロジェクトが環境に悪影響を及ぼさないか?

及ぼしません。MGM が開発する統合型リゾートの設計と運営は、持続可能なリゾートとして世界でも最高レベルの規格と認定基準に則しています。弊社はサステナビリティと環境への配慮において、グローバル・リーダーとして広く認められており、ニューズウィーク誌からも環境に最も優しいホテル、リゾート、カジノ企業の1社であるという評価をいただいています。弊社は持続可能な設計・建築方法から、革新的な保全と廃棄物管理の取り組みに至るまで長期的に注力してきておりますが、世界レベルのおもてなしとエンターテインメントを提供する上で、環境の持続性とお客様の体験(エクスぺリアンス)の両方を充たすことが不可欠であると考えております。

厳しい経済情勢の中、多額の投資ができる財務状況にあるのか?

弊社の財務状況は堅調で、資本市場へのアクセス・関係も強固な状況を維持しており、これまで大型の統合型リゾートの開発と資金調達において成功した実績を築いていることから問題ありません。